リモートワーク、楽しんでますか?
働き方改革や新型コロナウイルスの蔓延の影響もあり、引き続きリモートワーク(テレワーク・在宅勤務)が注目を集めていますよね。初めからそうしようと思っていたわけではないのですが、弊社(株式会社TECO Design)では、創業時から全員がリモート環境で業務を行っています。今のところ特段大きな問題を感じたことはありません。
リモートワークは働き方改革ではなく「休み方改革」
前回「フルリモートの働き方」
でお伝えした通り、リモートワークは「働き方改革」というより、むしろ「休み方改革」なのです。これまで通勤時間なども含めて、生活の時間軸の中心が「働く時間」という方が多かったと思います。しかし、リモートワークとなってグッと使える時間が増えた方が多いのではないでしょうか?そうなると、「休む時間」「オフ」を基準にスケジュールを組むほうがナチュラルですよね。もっと言うと、業務に集中しすぎるというデメリットもあるということを忘れてはいけません。
リモートワーク時の息抜き
それでは、社内でいろいろと話にあがる息抜きの方法をまとめてみます。
【軽飲食編】
- コーヒー、紅茶などを丁寧に淹れる
- 糖分を摂取してみる
- アイスを食べる
- 出前サービスに挑戦
プロテインドリンクを飲むのにハマっているメンバーもいました。カフェインのとり過ぎにはくれぐれもご注意を…。
リモートワークになってはじめて「Uber Eats」を頼んでみたというメンバーもいます。
【エクササイズ編】
- ストレッチをしてみる
- ラジオ体操を全力でやってみる
- プランク/腕立て/スクワットをやってみる
これは実感されている方が本当に多いと思いますが、とにかく身体を使う機会が減ります。特にPCに向かっている方がほとんどかと思いますので、意識してほぐさないと、肩のまわりや首、目にかけて筋肉ががちがちに固まっていきますよね。ヨガが好きなメンバーがSlackの雑談チャンネル「給湯室」で、本日のヨガのポーズという画像を貼り付けていることもあります。また、杉野が社内Youtuberとして1日1個の労務知識に関する動画をアップロードしているのですが、それを閲覧している間中スクワットをやっていたという猛者も…。
【おさんぽ編】
- 自転車で近所を回ってみる
- 近所のスーパーに買い物に行ってみる
【コミュニケーション編】
- 雑談のためのZoom MTGを立ち上げ、和気あいあい
- Slackの「給湯室」チャンネルでつぶやいてみる(#ひとりごと)
- Slackの「tecostagram」に投稿する
- TECODesignのTwitter(
@Official_TECO
)をのぞいてみる
杉野が導入支援先のお客様のオフィスまで移動している際、「すぎさんぽ」といって某TV番組風にZoom配信するということもあります。他のメンバーは仕事をしながらそれを眺めてあれこれコメントしたり、雑談できたりといった貴重な不定期放送(?)です。
そうなのです。リモートワークの一番の敵は孤独。…そうなると必然的に気分転換は他人とのコミュニケーションに集約されるというのもうなずける話です。みんなでわいわいガヤガヤと話して、アハハと笑いあえる。脳みそが緩んでぐっとリラックスする瞬間です。
社内の交換日記?
Slackの「tecostagram」というのは、人事評価制度の「あしたのチーム」さん社内の取り組みであるAshistagramを知ったTwitter担当”うめもん”が「TECO社内でもやりましょう!」と言い出したのがきっかけのチャンネルです。
要するに社内メンバーだけの交換日記で、2020年6月から始めました。画像・動画の添付が強く推奨されており、次に書く人を1人指名して投稿します。指名された人は3営業日以内に書きます。大体1か月に1~2回自分の番がまわってくる計算です。
雑談用のSlackチャンネル「給湯室」は大盛況ではあります。が、書き込む人は決まってきてしまう傾向があります。これはいい・悪いということではなく、現実問題として打合せが立て続けに入っているカスタマーサクセスのチーム(導入支援先のお客様へのヒアリングなど、打合せが多いです)のメンバーは、なかなか給湯室に出入りする時間がないという実情もあります。もしくは、「●●さん、お願いね」と自分にバトンがまわらない限りなかなか自己開示しづらいというタイプの人ということだってあるでしょう。
その人についての知らない一面が見えた、その投稿から話が弾んだ…などなど「もっといろんな人に、好きなように話をしてみてほしい。」というような時にはとても有効な試みだと思います。
また画像や動画をできるだけ付けてもらいたいというのにも理由があります。いろいろと文章で説明するよりも写真・動画1つがもつ情報量が圧倒的だからです。もしもオフィスでみんなで毎日顔を突き合わせて働いていたら、すぐにスマホの画面を見せて「見て見て、先日こんなところにいったんだけど…」というように自然発生的に生まれる雑談もあるのでしょうが、リモートワークにはそれがありません。そういう「ガヤガヤ」した雰囲気をどうやってわざわざ作り出すか、みんなで真面目に考えるのがとても大事だと考えています。
リモートワーク×ナレッジ共有ツール
余談ではありますが、この画像は弊社で活用しているナレッジ共有ツール「toaster team」のスクリーンショットです。直感的な操作で、「レシピ」を作って共有することができます。
このようなサービスを活用するなどして、何らかの方法で組織として「ナレッジ」を蓄積することを真剣に考えることも大切です。普段からベテラン社員の経験則や、業務をする中で培ったノウハウやテクニック、属人化されやすい情報や知識を、目に見える形できちんと保存しておくことは、リモートワークするうえでも大変重要です。それだけでなく、属人化を防止するのでリスクマネジメントのうえでも意義深く、メンバー交代の引継ぎの際あせって資料を作り出す心配もなくなります。
リモートワークの楽しさとは
リモートワークの楽しさとは何でしょうか。…ズバリ「メリハリ」だと思います。
1つ目はオンラインとオフラインのメリハリ。これは何かというと普段オンライン中心でやり取りしているからこそ、オフラインの交流がより楽しく、貴重な時間となるということです。さらにそのオフラインの交流の様子も逐次Slackで報告したり、Zoomで配信して他のメンバーもなんとなく雰囲気を感じられるようにすると、楽しさ倍増です。いくらリモートワークで単独で仕事をすることに慣れていっても、「チームワーク」で成果を出すという大原則を感じ取れる土壌が非常に大切です。
もちろん、これはメンバー間の交流だけを言っているのではありません。導入支援先のお客さま、そして取引先、営業先…関係各位すべてに言えることです。すでに導入支援をはじめ、すべてビデオ会議・オンラインミーティングが主流になっていますので、実際に足を運んだりしてお会いできる時間はとても貴重に感じます。対面であるのことの価値が相対的に上がります。
そして2つ目はオンとオフのメリハリ。冒頭に述べたとおり、リモートワークは「働き方改革」というより、むしろ「休み方改革」です。パソコン、通信環境があればどこでも取り組むことができますね。現時点ではコロナの影響でなかなか旅行がしづらい時期ではあるものの、平常時であればいわゆる「ワーケーション」に取り組むことも可能です。柔軟性のある「オン」で、オフも充実させることができるのです。人生で本当にやってみたいことを実現できるチャンスも増えます。これが従業員のココロに大きなプラスの影響をもたらすことは明らかでしょう。
株式会社TECO Design | 杉野 愼
神楽坂駅徒歩1分のショールーム”CLOUD STATION”を運営。ジョブカンシリーズをはじめ、人事労務クラウドシステムを実際に操作・比較しながら、自社に合ったシステムを見つけることができる国内唯一の場所です。これまでに、250社を超える企業の勤怠管理・給与計算等のクラウドサービス導入支援をサポートしている実績から、業務フローの改善、見直し含めて、まるごとご相談を承っています。
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